2005年07月02日

投資

今学期は、6月から授業(今回は1科目だけ)に加えて
うちの大学のとある教授の研究助手をさせて頂いています。

去年の夏ボランティアとしては友人の勤めていた会社で
働かせてもらったこともあるのですが、
paid jobはカナダに来て初めて。

日本でしたことのあるバイトは(3日間の激短バイト含めると)3つ。
1)高校のときのサンドイッチ工場での流れ作業(GW3日間のみ)
2)飲食店でのウェイトレス&食器洗い等
3)塾講師、事務業

この仕事、仕事内容はもちろんのこと、
それ以外にも上の3つとは違うところがあります。

それは私のはたらきが直接的に組織や会社の利益に結びつかないということ。

1)なら、私が手を動かすことで
コンビニに卸せるサンドイッチの数が増えます。
2)なら、私が運ぶ食事に対してお客さんは対価を支払ってくれます。
3)では、私が指導する生徒の保護者からの月謝が塾の収入になります。

労働力の需要と供給。
給料の需要と供給。

じゃあ、今回は…?
「研究助手募集」の知らせを見て応募したわけではありません。
だからそもそも労働力の需要があったかどうかが分からない。

確かに研究はしています。
でも院生なら誰でもしている研究と同じような働き方だろうし
(それに日本のゼミに入ってる学部生もこんな感じなのかもね)
私がしなければ、教授が時間さえあれば楽にできることなのです。

それなのに、その教授は、私の研究の取り分はしかと残して、
代わりに自分の時間を割いて、懇切丁寧に分からないことを
個人指導で説明して下さる。
普段授業料を払って教授の知識を分けていただくのに、
今はお金を貰って同じことを、マンツーマンで、
して頂いているんです。

なんて私は好運なのか。
どうして私にお金を払う価値があるのか。

考えついた言葉は「投資」

今、私が生み出せる研究成果なんてものはちっぽけかもしれない。
私でなくてももっと経験をつんだ研究者が
出せる結果に違いないのです。
でも、今こうして経験を得ることで、
将来の研究者としての価値や可能性は
ほんの少しは上がっているかもしれません。

将来の研究者としての成果に対する投資。

ベンチャー企業に投資する投資家みたいに。
そういう意味が含まれているんじゃないかと考えてしまうのです。

私は研究者の道に、片足、とは言わないまでも、
右足のつま先をつっこんでしまったのかもしれません。
ありがたい気持ちと同時に、将来のことを考えてしまいますね。

あれ?会社でバリバリ利益あげるつもりだったのに??

卒業後、就職でなく進学をするような気がしてきた今日この頃。


だけど、やっぱり、「今」の働きも少しは役に立つように
何か残せれば、とも思うのです。
posted by 奏瀬(カナセ) at 03:24| バンクーバー ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/4784041

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。